透湿防水シート不要!フラット35S・長期優良住宅に対応出来る遮熱シート「アプリ」
この度の東北地方太平洋沖地震 により被災された皆様、そして 家族・知人等が被災にあわれた 方々に、心より深くお見舞いを 申し上げます。また、皆様の 安全と一日でも早い復旧を心より お祈り申し上げます。 |
■断熱・遮熱の選択基準■ |
工法 | メリット | デメリット |
充填断熱工法 | ○コストが安い。 ○工務店が、施工に慣れている。 ○熱を吸収するので、保温性がある。 (特に冬季の室内側の場合) |
○熱橋が必ず出来る。 ○吸水・吸湿性が高い。 ○熱を吸収し、蓄熱体となり、室内へ放出する。 (特に夏季の場合) ○実は、施工が難しい。 |
外張り断熱工法 (外断熱工法) |
○熱橋が出来ずらい。 ○熱を吸収するので、保温性がある。 (特に冬季の室内側の場合) |
○コストが高い。 ○工務店が、施工に慣れていない。 ○熱を吸収し、蓄熱体となり、室内へ放出する。 (特に夏季の場合)。 ○外壁の支持力が充填工法と比べて弱い。 |
遮熱シート 『アプリ』 外張り遮熱工法 |
○熱橋が出来ずらい。 ○外張り断熱工法と比較すると、 コストが、安い。 ○熱を反射するため、蓄熱しない。 ○外張り工法としては、施工が楽。 ○気密・断熱・遮熱・防水が、 1枚で、簡単に施工できる。 |
○充填工法と比較するとコストが高い。 ○工務店が、施工に慣れていない。 |
■表1 各断熱工法の長所・短所
■表2 主な断熱材の特性
密度 (kg/?) |
熱伝導率 (w/m・k) |
吸水量 (g/100cu) |
透湿係数 (g/u・h・mmhg) |
|
グラスウール | 10 | 0.052 | - | - |
高性能グラスウール | 24 | 0.038 | - | - |
ロックウール | 40〜150 | 0.038 | - | - |
セルローズファイバー | 25(湿度による) | 0.042 | 23 | - |
フェノールフォーム | 27 | 0.020 | 1.7以下 | 42以下 |
ウレタンフォーム | 25 | 0.024 | 3.0以下 | 40以下 |
押出発砲ポリスチレン | 35±10 | 0.028 | 0.01以下 | 145以下 |
■断熱材の選択基準の間違い■ |
■熱伝導率・吸水量と断熱劣化
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■ボード系断熱材・吹付け断熱材
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■設計事務所や工務店・建築会社様は、断熱材の選択基準として、値段と施工性と
熱伝導率を見て、決定していることがほとんどです。
しかし、上図もそうですが、公表されている数値は、すべて、製造出荷時のものです。
その性能が、ずっと続く訳ではありません。
熱伝導率をひとつの基準として考えるのは、当然ですが、もうひとつ重要なのは、吸水量です。
この吸水量で、何がわかるのかというと、断熱劣化の早さです。
住宅は、50年、100年もつような構造にしたのに、断熱材は、10年しか もたないでは
意味がありません。
断熱材の吸水量の数値が大きいほど、水や水蒸気を含みやすい材料という事になります。
実際 建物完成後の断熱材は、空気に触れていない状態ではない為、空気中の水蒸気を
吸える状態にあります。
水の分子の大きさが10ミクロン程度に対して、空気中の水蒸気の大きさは、0.004ミクロン程度の
為、断熱材の中に進入してしまいます。
断熱材は、吸水・吸湿する事で、劣化します。
・フェノールフォーム ・ウレタンフォーム ・押出発砲ポリスチレン をクリック
すると、その事がわかります。
■繊維系断熱材
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■その他の繊維系断熱材は、私達が冬に着るセーターと同じ理屈の商品で、
細かい繊維を絡ませる事で、空気の移動を制限する事で、熱の移動を防ぐ材料です。
セーターを着て、夏の暑さから身を守ろうとしている人はいません。
建物は、1年中セーターを着せられている状態です。
建物が、かわいそうな感じにもなってきますね。
また、構造材の間に入れていく(充填する)訳ですから、当然 断熱されない部分が出来てしまいます。
特に冬は、熱橋(断熱できない部分)があることで、冷やされた部分に暖かくて、湿気を持った空気が
ぶつかる事で、壁内結露や表面結露が発生し、建物の寿命や私達の健康に、影響を及ぼします。
■遮熱シート
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遮熱シートは、単一構造ではないため、熱伝導率で表す事はできません。
熱伝導率で表せる商品は、ほぼ、単一素材で出来ていて、厚みが倍になると
性能値も倍になるような商品です。
よって 上記の断熱材と、一様な比較は出来ませんが、今までの断熱材は、
その物自体が、熱を吸収し、反対側に熱を伝え難くする材料で、結果
たくさん蓄熱できる材料が、良い断熱性能がある。 とされます。
夏の夕方頃、外が涼しくなった頃に帰宅した時、玄関のドアを開けた瞬間、
「モワッ」とくるあの熱気は、断熱材を含む、建物全体が、蓄熱体となっている
ために起こる現象です。
昼間、暖められた断熱材を含む建物全体が、夕方から夜になり、温度が低くなって
しまった室内に、熱を放出します。
冷暖房費のほとんどは、壁や天井などに使われていて、室内の空気にまで
影響するには、相当の時間を要してしまうため、エアコンをかけている室内よりも
外に出た方が、涼しくなる。といったような現象が、起こります。
遮熱シートは、熱を反射・遮熱します。
建物を、外張り遮熱工法で施工すれば、反射・遮熱する事で、建物が蓄熱する事を防止します。
冬も、室内の暖かい熱を反射することで、快適な環境を造り出します。
CO2の排出量も削減、家計にもやさしい住宅の完成です。
問題は、遮熱シートの性能だけに目を付け、施工方法までを考えないで、販売している会社が
ほとんどで、その結果、間違った施工が 後を絶たないことです。
アルミ箔やアルミ蒸着フィルムは、熱伝導率の非常に高い素材な為、間違った施工をすると、
逆に内部結露を助長します。
透湿抵抗も非常に大きい為、繊維系断熱材と併用する場合などは、特に対策をとらないで
施工した場合は、内部結露の原因となります。
どんな商品も同じようなことが言えますが、特に遮熱シートの場合は、正しい施工が、絶対条件
となります。