フラット35S・長期優良住宅・エコポイントに対応出来る遮熱シート「アプリ」
この度の東北地方太平洋沖地震 により被災された皆様、そして 家族・知人等が被災にあわれた 方々に、心より深くお見舞いを 申し上げます。また、皆様の 安全と一日でも早い復旧を心より お祈り申し上げます。 |
■ウレタンフォームの特性■ |
特に基礎(コンクリート)近くは、吸水し、色が変わっています。
ウレタンは、吸水すると断熱性能が、80%程度も低下します。
基礎に使われているウレタンフォーム
■水蒸気透過による含水率(水分蓄積)と熱伝導率■ |
■強制的に水蒸気圧を28日間かけた後、その水分蓄積量を測定し、
その後、熱伝導率の測定をしたデータです。
水蒸気圧投下後28日後の水分蓄積
含水後28日後の熱伝導率維持率
■ポリスチレンフォームは、強制水蒸気投下後も水分蓄積量もわずかで、熱伝導率も92%を保持
していますが、ウレタンフォームは、吸水量も大きく、熱伝導率は、出荷時性能のわずか19%
しか保持しませんでした。
ポリスチレンフォーム
■ウレタンフォームの特性
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ウレタンフォームは、今ある断熱材の中では、フェノールフォームに次ぐ熱伝導率の
優れた商品です。
また、現場発泡ウレタンは、吹き付けるだけで、気密と断熱の両方がとれる断熱材のため、
コンクリートの建物のほとんどに使用されています。
難燃剤が、入ってはいるが、燃える性質があり、燃焼時には、有毒なシアンガスが発生します。
また、押出発砲ポリスチレンフォームやフェノールフォームと比較すると、吸水量が
大きい事が特徴です。
吸水量というと、単純に「水」を含む量と誤解される事が多いのですが、実際は、水蒸気を含む、
水 のことです。
下記実験のように、水も含みますが、空気中の水蒸気も含んでしまいます。
部屋の中に、押出発砲ポリスチレンとウレタンフォーム断熱材を並べて置いておくと、
1ヶ月経過程度で、ウレタンフォームの四つ角を、こすると、ポロポロと、粉状になっていきますが、
ポリスチレンフォームは、こすってもキュキュッ という音がし、粉状になって落ちるという事は
ありません。
これは、空気中の水蒸気を含んで、劣化している様子です。
水蒸気の分子の大きさは、0.004ミクロンで、水は、10ミクロン程度です。
水蒸気は、非常に小さい穴や隙間にも、侵入していくので、施工後ずっと 製造時そのままの
断熱性能を保つ事は、非常に大変です。
10年程度での建て替えが前提という事であれば OKですが、
特に、基礎や、床下の断熱材としては、不向きなような気がします。