フラット35S・長期優良住宅・エコポイントに対応出来る遮熱シート「アプリ」
この度の東北地方太平洋沖地震 により被災された皆様、そして 家族・知人等が被災にあわれた 方々に、心より深くお見舞いを 申し上げます。また、皆様の 安全と一日でも早い復旧を心より お祈り申し上げます。 |
■押し出し発砲ポリスチレンフォームの特性■ |
■フェノールフォームとポリスチレンフォームの吸水実験■ |
赤いインクにフェノールフォームとポリスチレンフォームを浸し、時間経過に
よる、材料の様子を観察。
フェノールフォームは、5分・30分経過後、たくさんのインクを含んでいますが、
ポリスチレンフォームは、表面を伝わるだけで、素材にはあまり浸透していません。
ポリスチレンフォームは、フェノールフォームやウレタンフォームと比べて、水分をあまり
吸収しない為、劣化速度も非常に遅く、それは、フェノールフォームの170倍、
ウレタンフォームとの比較では、300倍とも言われています。
■押出発砲ポリスチレンフォームの特性
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押出し発砲ポリスチレンフォームは、、今ある断熱材の中では、フェノールフォーム・
ウレタンフォームに次ぐ 熱伝導率の優れた商品です。
ということは、フェノールフォーム・ウレタンフォームよりは、断熱性能は劣るということです。
原料は、ポリスチレン樹脂と難燃剤・発泡剤で、押出しながら成型します。
フェノールフォームやウレタンフォームとと比較すると、吸水量が非常に小さく、
基礎や床下・地下室の断熱材として使用するには、最適です。
部屋の中に、押出発砲ポリスチレンとフェノールフォーム・ウレタンフォームを並べて
置いておくと、1ヶ月経過程度で、ポリスチレンフォーム以外の断熱材は、四つ角を、こすると、
ポロポロと、粉状になっていきますが、ポリスチレンフォームは、こすっても キュキュッ
という音がし、粉状になって落ちるという事はありません。
これは、ポリスチレンフォームが、空気中の水蒸気をあまり含まず、劣化しない様子です。
水蒸気の分子の大きさは、0.004ミクロンで、水は、10ミクロン程度です。
水蒸気は、非常に小さい穴や隙間にも、侵入していくので、施工後ずっと 製造時そのままの
断熱性能を保つ事は、非常に大変です。
住宅は、30〜100年の耐久性を求めらるので、空気中の水蒸気に影響しない断熱材が、最適です。
ただ、ボード系の断熱材のすべてにいえる事は、紫外線による劣化防止と基礎や地下室に
使用する場合には、シロアリ対策が必要です。